私の友人の多くが看護師だ。
日本に滞在中に現役看護師さん、元看護師さんと話しているうちに、特に緩和ケア病棟で働く看護師さんと話す機会もありいろいろ思うところがあった。

常々、私は日本の看護師さんたちは働きすぎだと思う。
定時前に出勤している人はどのくらいいるのだろう?
定時に帰れる人はどのくらいいるのだろう?
残業した分、きちんと給料がもらえる人はどのくらいいるのだろう?
有給がすべて消化できる人はどのくらいいるのだろう?
1・2週間まとめての休暇が取れる人はどのくらいいるのだろう?

看護師の仕事は3K「きつい、きたない、危険」なんていわれてしまうこともあるように、忙しく、大変な仕事なのかもしれない。
それを知っている人でも看護師を志す人はたくさんいる。

現場で働いている看護師さんたちは忙しい日々の業務に終われている。
患者さんのためにこうしたい、ああしたいと思っている看護師さんたちも多いはず。

それなのに、できない。時間の余裕なく、過ぎてしまう。

私自身も日本で4年働いたが、何のために仕事をしているのかわからなくなっていた。
仕事のやりがいは、患者さんにどんなケアができたというものではなく、日々の業務をこなすことで、あくまで仕事を終わらせているだけのものになっていた。

私の友人の中で看護師を続けているのはわずか。
みんな結婚や子供ができたのを機に退職している。
それ以外にも業務に疲れて退職した子もいる。

看護は24時間継続的なもの。
一人の看護師が付きっ切りでできるわけはない。
受け持ち看護というものを否定しているわけではないけど、私はチームナーシングというのを大切にしたい。
チーム内でのコミュニュケーションをしっかりとり、患者さんに対して一貫したケアをしていく。

患者さん側にしてみれば、看護師が入れ替わり立ち代りで落ち着かないかもしれない。でも、1人の看護師が24時間そばにいることは不可能だってことを患者さんだってわかっているはず。
チームとして一貫した看護が提供できればいいのではと思う。

日本で看護師をしている方々には自分のことを大切にしてほしい。
人に優しくなるには、自分にも優しくならなくてはできないと思うから。


仕事が時間内に終わらないのはあなたのせいではない。
患者さんのケアは継続的なもの。区切りを見つけるのは難しい。
同僚の看護師さんたちと協力してやっていくものだから。
時間になったら家に帰れる環境になってほしい。

家に帰ったら仕事のことは忘れて自分の時間を大切にしてほしい。
お休みの日は自分のプライベートの時間を満喫してほしい。

リフレッシュして新たな仕事への意欲を持てるように1・2週間のまとまった有給が取れる環境になってほしい。

高い志を持ちがんばってきた看護師さんが疲れ果ててやめていくのを見るのが私にはとてもつらいから。



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