昨日の夜ＢＢＣ１で放送されたA Short Stay in Switzerlandを見た方はいらっしゃいますか？

Progressive Supranuclear Palsy（進行性核上性麻痺）という治癒不可能な進行性の神経疾患におかされた医師、アン・ターナーがスイスへ行き安楽死を選択した実話に基づいたドラマです。

神経性の疾患で亡くなった夫を看取ったアン。
彼女自身も難病におかされてしまう。
病におされていくアンの苦悩・・・。
そして安楽死を決断するアン。
母親の意思を知った家族の苦悩・・・。




生と死。
人間の尊厳。
たくさん考えさせられるドラマです。


２月１日までオンラインで見ることもできるし、ダウンロードしておいて後で見ることもできるので、興味のある方はぜひみてみてください。

BBC iPlayer : A Short Stay in Switzerland

ＮＨＳの病院の付属の緩和ケア病棟へ転職して約３ヶ月。
前の職場であるチャリティ運営のホスピスとはいろいろな面で違いがあり、戸惑いと、疑問と、怒りと、失望と・・・いろいろな思いを抱えながら仕事をしてきたこの３ヶ月。

そして、いまさらながら自分の中に浮かんできた疑問。
「いい緩和ケアってなんなんだろう・・・」

忙しくばたばたと仕事をする毎日の中、自分の目指す緩和ケアがみえなくなっていた。
このままでは精神的にまいってしまう・・・。

そんな矢先に突然、大規模なミーティングがあった。
ほかのスタッフも今の病棟の状況はまずいということは十分危機感を感じていることがわかった。
どうしたらサービスの向上が図れるのか、話し合った。

その後、気持ちがふっと楽になった。

一人でもがいていてもいいケアは提供できない。
いろいろな職種のスタッフが自分の専門性を活かして、患者さんのＱＯＬ向上のために、チームのメンバーで協力し合ってケアをしていく。
それが私の目指す緩和ケア。

もう少し、この職場でがんばってみよう。

　　　　　　　　　　　


みなさま

あけましておめでとうございます

みなさまにとって今年も素敵な１年になりますように　　

今年もよろしくお願いします


Ｈｉ