信じられないという人もいるかもしれないけど、実は私は泣き虫。
自分が情けなくて泣けてしまう・・・。
または悔しくて泣けてしまう・・・。
このホスピスで働き始めて3年経った。そして夜勤専門から日勤専門で働き始めて3ヶ月経った。
ここ最近、とても忙しかった。
病棟にチームリーダーはいるものの、ミーティングが多くて私はいつも病棟チャージナース(病棟責任者)として働いていた。
スタッフの人員の数的にはそれほど悪くは無かったのだけど、私の働く病棟には緩和ケア未経験者の新しいスタッフが2人、また半年以上働いているがあまり仕事になじめていないスタッフがおり、そのスタッフたちのフォローもしつつ、チャージをするという日々が続いていた。
また、数週間前にホスピスの方針で日勤帯での受け持ち看護制度の試験導入が始まった。今まではチャージナースを中心に病棟内はチームナーシング制をとっていたのだけど、病棟内を2グループに分けてそれぞれスタッフがそのグループの患者の受け持ちとしてその勤務帯をケアするというシステムが試験的に導入されたのだ。
そんなある日、私がレイトシフトで出勤するとドラックチャート(薬の指示表)に12時の配薬欄にサインのない患者さんが何人かいることに気づいた。
アーリーシフトで受け持っていた看護師に患者さんが配薬されているかどうか聞いたところ、
「私は知らない、OOさんがやったと思う」という。
そしてそのOOさんに聞けば
「私は知らない。XXさんがやったんじゃないの?」という。
結局私はその日のアーリーシフトの勤務者全員に聞いてまわる羽目になった。
そして誰も配薬していないことが分かったのだが、あるスタッフが
「そんなに重要な薬なの?一日一回のだったらHiが今あげればいいじゃない」といってきた。
たしかに、時間が遅れたけど、私があげたってかまわない。
ただ、患者さんがその薬を飲んだのか飲んでないのかが私は知りたかったのだ。(ドラックチャートにサインをし忘れる看護師がたまにいるので)
そして配薬し忘れた看護師が
「そんなんだったらHiは私を責めればいいじゃないの」といっているのを聞いてしまった。
私は患者さんのことを考え、配薬やいろいろな手配などがちゃんと行われているか確認したつもりだったのに、そんな風にいわれるなんて・・・・。
ものすごくショックだった。
私は別に責めているわけではない。
患者さんがちゃんと薬を飲んだのかどうかを知りたかっただけなのに。
たとえ一日一回の薬でも、看護師が渡し忘れた場合と看護師がサインをし忘れた場合ではその後の対応だって違う。
受け持ち看護制度を導入した後、こんなことばかりだった。
患者さんの外来予約の移送手配や、退院手続き、今までチャージナースがやっていたことを受け持ち看護師がやることになったのだが、みんなそれを忘れてしまってやっていない。そしてレイトシフトに来る看護師にそれらのやり忘れがすべて降りかかる、ということになっていた。
長期病欠のスタッフやミーティングで忙しいチームリーダーのカバーで実質的にはチームリーダーの次に私がシニアスタッフになっていた。
こういうことが度重なり、いい加減うんざりしてきた。
私は一生懸命ベストを患者さんのケアにベストを尽くしているつもりでいたけど、この状況は何なのか・・・。自分のやっていることにまったく自信がもてなくなり、情けない思いでいっぱいになり、涙が止まらなくなってしまった。
そんなメソメソ状態が何日か続き、まずいなあ~と自覚はしていたけれど吹っ切れないでいた。
シニアシスター(看護師長)にも話を聞いてもらい、ちょっと気が楽になってきた。
新しいスタッフが多く、そのサポートに力を注ぎ、チャージナースとしても働き、また受け持ち看護制度導入でまだ不安定な部分を私は自分のせいのように背負い込んでしまっているのではないかといわれた。
「Hiはとてもよくやっている、だからそんな心配するようなことは無いわよ」
そういってもらってほっとした自分に気づいた。
悪いほうへ悪いほうへと考えすぎていたのかもしれない。
私の悪い癖だ・・・。
私の大学のコースのスーパーバイサーをやってくれているスタッフも最近の私の落ち込みようが気になっていたようで、手紙や携帯にメッセージをくれた。
電話でいろいろ話すうち、やっぱりまだちょっと泣けてきてしまったけど。
話を聞いてもらえて大分、落ち着いた。
また明日から笑顔で仕事できそうな気分になってきた。
あんなにくよくよ悩んで泣いてしまう自分が情けないと思う。
いい加減、泣き虫は卒業しなくちゃね。
自分が情けなくて泣けてしまう・・・。
または悔しくて泣けてしまう・・・。
このホスピスで働き始めて3年経った。そして夜勤専門から日勤専門で働き始めて3ヶ月経った。
ここ最近、とても忙しかった。
病棟にチームリーダーはいるものの、ミーティングが多くて私はいつも病棟チャージナース(病棟責任者)として働いていた。
スタッフの人員の数的にはそれほど悪くは無かったのだけど、私の働く病棟には緩和ケア未経験者の新しいスタッフが2人、また半年以上働いているがあまり仕事になじめていないスタッフがおり、そのスタッフたちのフォローもしつつ、チャージをするという日々が続いていた。
また、数週間前にホスピスの方針で日勤帯での受け持ち看護制度の試験導入が始まった。今まではチャージナースを中心に病棟内はチームナーシング制をとっていたのだけど、病棟内を2グループに分けてそれぞれスタッフがそのグループの患者の受け持ちとしてその勤務帯をケアするというシステムが試験的に導入されたのだ。
そんなある日、私がレイトシフトで出勤するとドラックチャート(薬の指示表)に12時の配薬欄にサインのない患者さんが何人かいることに気づいた。
アーリーシフトで受け持っていた看護師に患者さんが配薬されているかどうか聞いたところ、
「私は知らない、OOさんがやったと思う」という。
そしてそのOOさんに聞けば
「私は知らない。XXさんがやったんじゃないの?」という。
結局私はその日のアーリーシフトの勤務者全員に聞いてまわる羽目になった。
そして誰も配薬していないことが分かったのだが、あるスタッフが
「そんなに重要な薬なの?一日一回のだったらHiが今あげればいいじゃない」といってきた。
たしかに、時間が遅れたけど、私があげたってかまわない。
ただ、患者さんがその薬を飲んだのか飲んでないのかが私は知りたかったのだ。(ドラックチャートにサインをし忘れる看護師がたまにいるので)
そして配薬し忘れた看護師が
「そんなんだったらHiは私を責めればいいじゃないの」といっているのを聞いてしまった。
私は患者さんのことを考え、配薬やいろいろな手配などがちゃんと行われているか確認したつもりだったのに、そんな風にいわれるなんて・・・・。
ものすごくショックだった。
私は別に責めているわけではない。
患者さんがちゃんと薬を飲んだのかどうかを知りたかっただけなのに。
たとえ一日一回の薬でも、看護師が渡し忘れた場合と看護師がサインをし忘れた場合ではその後の対応だって違う。
受け持ち看護制度を導入した後、こんなことばかりだった。
患者さんの外来予約の移送手配や、退院手続き、今までチャージナースがやっていたことを受け持ち看護師がやることになったのだが、みんなそれを忘れてしまってやっていない。そしてレイトシフトに来る看護師にそれらのやり忘れがすべて降りかかる、ということになっていた。
長期病欠のスタッフやミーティングで忙しいチームリーダーのカバーで実質的にはチームリーダーの次に私がシニアスタッフになっていた。
こういうことが度重なり、いい加減うんざりしてきた。
私は一生懸命ベストを患者さんのケアにベストを尽くしているつもりでいたけど、この状況は何なのか・・・。自分のやっていることにまったく自信がもてなくなり、情けない思いでいっぱいになり、涙が止まらなくなってしまった。
そんなメソメソ状態が何日か続き、まずいなあ~と自覚はしていたけれど吹っ切れないでいた。
シニアシスター(看護師長)にも話を聞いてもらい、ちょっと気が楽になってきた。
新しいスタッフが多く、そのサポートに力を注ぎ、チャージナースとしても働き、また受け持ち看護制度導入でまだ不安定な部分を私は自分のせいのように背負い込んでしまっているのではないかといわれた。
「Hiはとてもよくやっている、だからそんな心配するようなことは無いわよ」
そういってもらってほっとした自分に気づいた。
悪いほうへ悪いほうへと考えすぎていたのかもしれない。
私の悪い癖だ・・・。
私の大学のコースのスーパーバイサーをやってくれているスタッフも最近の私の落ち込みようが気になっていたようで、手紙や携帯にメッセージをくれた。
電話でいろいろ話すうち、やっぱりまだちょっと泣けてきてしまったけど。
話を聞いてもらえて大分、落ち着いた。
また明日から笑顔で仕事できそうな気分になってきた。
あんなにくよくよ悩んで泣いてしまう自分が情けないと思う。
いい加減、泣き虫は卒業しなくちゃね。