マイクは60歳代の癌の患者さん。痛みが彼の一番の問題で症状コントロール目的で入院してきた。
ある夜、出勤していくと申し送りで
「マイクは下肢に痛みを訴えたのでParacetamol投与しても効かなかったので、OxyNormを二回投与して、いま少し落ち着いたようす。」とのこと。
マイクの所へいってみると
「まだ痛みが取れていないんだよ。横になれないし。どうしたらいいんだろう」
といっている。
どんな感じの痛みかを聞いているとどうやら神経系の痛みのようす。22時の内服にはそのような痛みに良く効く痛み止めが処方されているし、医師の記録を見るとその痛み止めの増量が必要か?ともかいてある。時間は21時45分。OxyNormを繰り返しで投与するよりも22時の薬をあげたほうが良いかも・・・と判断。
マイクは「本当に効く?これがきかなかったらどうするの?」と不安半分、冗談半分のように聞いてきた。
「信じなかったら効かないよ。私のことも信じたら効くから。もし効かなかったら私のこと恨んで良いし(笑)効かなかったら呼んでね」と私も半分冗談っぽく答えた。
その後、何度か様子を見にいったがマイクはいびきをかいて寝ていた。
マイクが信じたおかげなのか(?)、彼は一晩中ぐっすりと眠って、朝になっても痛みはなかった。
「あのあと良く寝れたよ。僕に隠れて実はこっそりなにか飲ませたんじゃないの?」と朝の紅茶を持っていった私に聞いてきた。
「そんなことするわけないじゃない。あ!そういえば、黙っていれたものがあった!”My love”」と答えておいた。
それからというもの、マイクに薬をもっていくと「ちゃんとアレいれてくれた?」とにこにこして聞いてくる。
もちろん、どの患者さんの薬にも私の愛がたっぷりはいってます!
(そんなもんいらんといわれたら悲しいが・・・。)
ある夜、出勤していくと申し送りで
「マイクは下肢に痛みを訴えたのでParacetamol投与しても効かなかったので、OxyNormを二回投与して、いま少し落ち着いたようす。」とのこと。
マイクの所へいってみると
「まだ痛みが取れていないんだよ。横になれないし。どうしたらいいんだろう」
といっている。
どんな感じの痛みかを聞いているとどうやら神経系の痛みのようす。22時の内服にはそのような痛みに良く効く痛み止めが処方されているし、医師の記録を見るとその痛み止めの増量が必要か?ともかいてある。時間は21時45分。OxyNormを繰り返しで投与するよりも22時の薬をあげたほうが良いかも・・・と判断。
マイクは「本当に効く?これがきかなかったらどうするの?」と不安半分、冗談半分のように聞いてきた。
「信じなかったら効かないよ。私のことも信じたら効くから。もし効かなかったら私のこと恨んで良いし(笑)効かなかったら呼んでね」と私も半分冗談っぽく答えた。
その後、何度か様子を見にいったがマイクはいびきをかいて寝ていた。
マイクが信じたおかげなのか(?)、彼は一晩中ぐっすりと眠って、朝になっても痛みはなかった。
「あのあと良く寝れたよ。僕に隠れて実はこっそりなにか飲ませたんじゃないの?」と朝の紅茶を持っていった私に聞いてきた。
「そんなことするわけないじゃない。あ!そういえば、黙っていれたものがあった!”My love”」と答えておいた。
それからというもの、マイクに薬をもっていくと「ちゃんとアレいれてくれた?」とにこにこして聞いてくる。
もちろん、どの患者さんの薬にも私の愛がたっぷりはいってます!
(そんなもんいらんといわれたら悲しいが・・・。)