(少し前に書いた記事なんですけど、公開するのを忘れてました・・・。ちょっと古い内容になってしまってますが)


イギリス在住の方はすでにニュースを見た方もいらっしゃるでしょう。

Legal battle over 'right to die'  BBC NEWSより

Head to head: Right-to-die case

イギリスのブリストルに住む、女性、ケリー・テイラーさん(30歳)は心臓、肺、脊髄に重い難病(アイゼンメンガー症候群、クリペルフェーユ症候群)を抱えており、余命は1年未満と診断された。

彼女は完治の見込みの無い疾患を抱え、絶え間なく続く痛み、息切れ、そして床ずれに悩まされている。
リヴィングウイルでこの先人工的に栄養を与えられたり、水分を与えられることを拒否すること意思表示している。
そしてモルヒネの増量を希望し、彼女の望む増量はおそらく意識不明になり、命を縮める可能性、安楽死に当たる可能性があるために医師は増量を拒否している。
そのために死ぬ権利を主張する彼女は議論を法廷へ持ち込んだのだ。


イギリスでは安楽死は死ぬのを手助けする行為として違法とされている
以前の記事にも書いたことがあるが、安楽死のための法案が議論されたこともあるが、否決されている。
Euthanasia? Suicide? for terminally ill patients:末期患者のための安楽死?自殺?


過去に何人もの安楽死を望んだイギリス人はスイスなどの安楽死が合法化されている国へ行き、実施した。
このケリーさんの場合、スイスへの移動は状態が悪いため困難で、彼女自身も自宅で死を迎えたいと望んでいるそうだ。


緩和ケア専門チームも彼女の治療にかかわっているというが、彼女の痛みはひどく、苦しんでいる。
ニュースではどれほどのモルヒネの増量を彼女が望んでいるのか、はっきりとして量は明らかにされていなかったが、彼女の痛みを緩和するには彼女の意識がなくなるほどの量を投与する以外に手は無いという。

あまりに悲しいケースだと思う。
彼女の症状はコントロールされておらず、このまま死を迎えるというのはあまりにむごすぎる。


3月末に聴聞会が予定されており、このケースの行方に注目したいと思う。