ホスピスへ就職し、ホスピスの中にすみ始めた。このホスピスはとっても田舎にあって、バスは隣の町まで1時間に1本。最終は夜の9時前。また日曜日はたった4本しかバスサービスがない。
仕方ないので、2年半前、車を買う決意をした。

車についての知識もなかったし、このホスピスの周辺は田舎過ぎて携帯電話も通じないことがあるので、万が一故障してはと不安だったのでちょと奮発して信頼のおける車を購入。

私は日本で19歳のときに車の運転免許証を取得して以来、日本では1度しか運転していなかったペーパードライバーだった。
さすがに、10年近いペーパードライバー、外国で運転と不安もいっぱいだった。
イギリスには日本にはないラウンドアバウトというロータリーのような交差点があるし・・・。

たまたま知り合いに元ドライビングインストラクターがいて無料でレッスンをしてくれたおかげで少しずつ自信がついて、今では彼氏に会いに行くために片道約1時間半、モーターウエイ(高速道路)もスイスイ運転できるようになった♪

私の親はいまだに私が車を運転していることが信じられないようだけど・・・。

先週、恐れていたことがおきた。
空港で彼氏と会う約束をしていたので朝出かけようと車のエンジンをかけようとしたら、かからない!
何度やってもかからない!

ブレークダウンサービスには加入していたので、早速電話。

電話はすぐにつながって、車の登録番号と自分の居場所、携帯電話の番号を知らせると、エンジニアを送るからねといわれて電話を切った。
よく考えたらその日はバンクホリデー(祝日)だった・・・。
バンクホリデーにイギリス人がテキパキ働くとは思えなーい・・・。
いったい何時間待つ羽目になるのやらと思っていたら携帯にメッセージが。

「XXが今からそちらに向かいます。」と。

結局待つこと40分。若いお兄さんが現れて、車をチェックしてくれどうやらバッテリーが切れていたようで・・・。
エンジンがかかるようにしてくれて「新しいバッテリーに変えたほうがいいよ」とアドバイスを残し、さわやかに去っていった。

バンクホリデーのイギリスにしては、スムーズな対応だったのでちょっとビックリだった。

今日新しいバッテリーに変えてもらったので、一安心。
もうブレークダウンサービスのお世話になることがありませんように・・・。