先日新しく働き始めた補助看護師(Auxiliary Nurse)と話す機会があったので「仕事慣れてきた?」と聞いてみた。
「うん。すごくいい職場だし、仕事もたのしいわ。」と笑顔で言ってくれた。

「でもやっぱり患者さんがなくなったり、状態が悪くなっていくのを見るのは悲しい・・」とも言っていた。

彼女は以前はナーシングホームのようなところで働いていたので患者さんが亡くなる場面とは無縁だったわけではないが、やはりホスピスのほうが確率的には患者さんの死に直面する機会がおおいようだ。

ここで働くようになって自分の人生についてもいろいろ考えるようになった、とも言っていた。
そして、いままで何気なく過ごしてきた時間だけど、もしも自分が治る見込みの無い病気になったら、自分はどうしたいのか、最後のときをどう過ごしたいのかと。


私もよく考える。一度しかない自分の人生をどう生きるのか。

自分がしたいことは何なのか。

やらないで後悔していることはないか。

やらないで後悔するよりも、後悔しないようにやってみるほうがいいのではないか。

自分の人生が満足したものか、納得できるものかどうかは多分死ぬときにでも分からないかもしれない。

少なくとも、いつかそう思えるように今の時間を大切に、毎日を過ごしていくことが大事なのかなと思う。