最近、身近な人が乳がんと診断され、腫瘍摘出を受けた。
乳房にしこりがある、と気づいた彼女。即GP(かかりつけ医)を受診、そしてすぐに専門医に紹介され受診。
しこりを発見し3週間以内には腫瘍摘出を受けることができた。
そしてさらに治療が必要ということで現在も彼女は治療中。
かなり精神的にショックを受けているようで、心配・・・。

そんな中さらに、悪い知らせが・・・。
胸にしこりがあるから細胞を取って調べるというという知らせがほかの知人からあった。
彼女の場合もしこりに気づき、GP(かかりつけ医)即受診、検査となったが、検査までの待ち時間は約2週間。


イギリスのヘルスサービス(NHS)は待たされる・対応が遅すぎる、と聞くが、やればできるじゃないか・・・と感心した。
(日本の病院だったら当たり前のことなんだろうけど)


こちらのGP(かかりつけ医)登録したとき、問診をしてくれた看護師に
「乳房チェックは毎月しているか?」と聞かれた。
「No」と答えると、「ダメじゃないの!」とおこられた。
「毎月、生理が終わった後くらいに絶対にチェックしなさい。忘れちゃダメよ!」としつこく言われた。

鏡をみて形状の異常が無いか。変な陥没が無いか。
横になり、乳房全体を手で触り、しこりが無いか調べるように言われた。


また、イギリス在住の方、Cervical Screening(通称スメアテスト:smear test)はちゃんと受けてますか?
25歳以上の方でGP登録をしていると招待状がきます。
子宮頚部にアブノーマルな細胞が無いか調べるものです。(アブノーマルな細胞=癌ではないので、誤解されませんように)

私がこの国のGPに初めて登録したのはたしか27歳のとき。
登録時の看護師の問診で「スメアテストをいつ受けたか?」と聞かれ
「一度もうけていない」といったら「ダメじゃないの!」とおこらた。
「あなたは看護師なんでしょう!」とため息までおおげさにつかれた・・・。
即予約を取らされて、スメアテスト初体験。

NHSのCervical Screening Programmeによると25歳になるとGPからスメアテストを受けるよう招待状が届くそう。(GP登録したときは20か21歳ごろから受けたほうがよいといわれた気もするが・・・)
そして49歳までは3年ごとに検査を受けるように通知が来る。
50歳以上は5年ごと。

もちろん強制検査ではないので、拒否することもできるが、無料だし、受けておいたほうがいいのではと思う。

検査の招待状をもらったらGPに電話し、予約をとる。
(生理の日は避けて。)

たいてい、看護師が検査をしてくれる。
下着を取ってベットに横になる。(スカートをはいていくといいかも)
看護師が潤滑ゼリーを塗ったプラスチック製の器具を膣にいれる。
この深呼吸してリラックスするように心がけると痛くない。緊張するといたくなっちゃう・・・。
看護師がその器具を膣の中で少し広げるので、ちょっと圧迫感があるかも。
そして綿棒の長いようなもので子宮頚部をこする様な感じで細胞をとる。
所要時間3・4分。

私はイギリスに来て2回このスメアテストを受けたが、チクッとした感じや圧迫感があって変な感じはしたけど、痛くて我慢できないような検査ではないのでまだ受けたことのない人は受けることをお勧め。

検査結果は4~6週間くらいで分かる。
GPによって異常が無ければ連絡しないところもある。気になる人は問い合わせの電話をすれば教えてくれる。
親切なところだと、看護師が結果を電話で知らせてくれる。

再検査やアブノーマルな細胞が出たといわれてもあわてないで。
アブノーマル=癌というわけではないので。その後もちゃんとフォローアップで検査、経過観察してくれる。

乳房のチェックやスメアテスト。
異常の早期発見のためにもできることはやっていったほうがいいと思うので、迷っている人がいたらお勧めします。