今月上旬にコンタクトレンズを作るため、眼鏡屋さんで検眼をしてもらった。
そのときに検査技師が診察したときに
「Pigment(色素)が見えるけど、前からあった?」と聞かれた。

17歳のときからコンタクトレンズを使っているので、1・2年に一度はコンタクトレンズを作り直すために日本で眼科医の診察を受けてきたけれど、今まで一度もPigmentについては言われたことが無かった。

「こうしてみるだけでは眼の中全体が見えないので、写真を撮ったほうがいい」といわれ、眼底の写真を撮ってもらうと・・・。

確かに小さな黒い点々がいくつか見える・・・。

「多分、前からあったものだと思うけど、あなたのかかりつけ医(GP)にも連絡しておくわ。毎年ここでチェックしていくといいわ」といわれて帰された。

そしてその3日後。かかりつけ医(GP)からお呼び出しの電話がきた。
眼の事で話し合いので週明けに着て欲しいと。

ぼろぼろと思っていたイギリスの医療状況の中、わざわざかかりつけ医から呼び出されるとは・・・・。しかも、こんな素早く・・・。
きちんとしてくれてありがとうというよりも、逆にもしかしてこれは重大な問題なのか?!と不安が募ってしまった(苦笑)

今までとくに病気もしていなかったのでかかりつけ医にはかかったことは無かったが、たまたま私のかかりつけ医は働いているホスピスの週末の当直をやることがあるので顔見知りだった。だからご丁寧に呼んでくれたのかも知れない。

予約の日時にかかりつけ医に会いに行くと、ひととおり何か眼の症状は無いか聞かれ
「眼科専門医に依頼状を送るので、そちらからまたアポイントメントが送られてくるよ。」といわれた。
「何か悪い病期の可能性ってあるんでしょうか?」と一応聞いてみたら
「僕は眼のことは専門でもないからわからない。だから眼科専門医にみてもらいましょう」とのこと。

そしてかかりつけ医と会った日から約2週間後。
隣町のNHS病院(国営の病院)の眼科専門医からのアポイントメントの手紙が届いた。
そのアポイントメントの日付を見て思わず苦笑い。

3 OCT 2006

OCT
October
つまり10月
今は7月

2ヶ月以上も先のアポイントメント。待つだろうと予想はしていたけどね。

この手紙の注意書きには
「患者がアポイントメントをすっぽかすことにより、病院はつきに1000ポンドあまりの(約20万円)損害を受けています。あなたのご協力をお願いします」みたいなことが書いてある。

そりゃ、何ヶ月も先のアポイントメントだったら症状も治ってしまってまあいっかってことになってしまうだろうし、ついうっかり忘れる可能性も高いだろうし。
1000ポンドの損害も自業自得というか、NHS(イギリスの国の医療サービス)がちゃんとしていないおかげでこうむっている可能性もあるんじゃないの?!と思ってしまった。

この話を彼氏にしたら
「今すぐ抗議の電話をかけろ。今まで今まで一度もPigmentについては言われたことが無かった、不安でたまらないから何とか早く診てもらえないか頼み込め」といわれた。
「そんなんで、アポイントメントが早まったらだれも苦労しないよ」と私は半信半疑。
「いや、みんなそうやって抗議の電話してくるぞ。電話しろ」と。
一応、彼氏はNHS内で働く人間なので、信憑性はあるが。
そうやって電話かけてこられてアポイントメントが変更できるんだったらはじめっから早めに診てくれ・・・と思うのだけど。

無料で医療は受けれるけど、待たされるのは勘弁して欲しいわ・・・。