緩和ケアには関係ない話だけど・・・・。

私の働くホスピスには看護師とともにAuxiliary Nurse(補助看護師)と呼ばれるスタッフが働いている。Auxiliary Nurseは施設によってSupport worker(サポートワーカー)と呼ばれたり、Carer(ケアラー)と呼ばれることもあるが、NVQと呼ばれるケアの資格を持っている人もいるが、免許を持っていない人もいる。

普段は1・2人のAuxiliary Nurseとともに仕事をするが、テキパキ働き者のAuxiliary Nurseにはあまりめぐり会えない・・・・。

一度に2つ以上の仕事を頼めば(ひとつの仕事が済んだら、次はそれをして・・・みたいにいっても)ムッとしてしまう人。

患者さんが調子が悪くて何度もナースコールを鳴らすのにムッとして患者さんにきつくあたる人。

体の大きな患者さんの移送時に「Oh God!(”大変!”とか”なんてこと!”みたいな意味)」といったり・・・。

新聞読んでてナースコールにすぐ出てくれない人。

でも、こんな人ばっかりではないのだけど・・・・。


ある患者さんはとても体が大きく、体重は100Kgは確実に超えているだろうと思われた。
かなり失禁していたので、寝巻き、シーツを交換しなくてはならなかった。
身体も大きく、状態も悪いので寝返りもうてない。隣の病棟に応援を依頼し、スタッフ4人がかりで寝巻き、シーツ・おむつの交換、身体を拭いた。

その間もあるAuxiliary Nurseは患者さんのケアをしながら
「Oh、God!」「Goodness me!(”やれやれ”とか”まったく!”みたいな意味)」
を連発していたので、ケアが終わってからさりげなく注意した。

すると
「あんな太った人のケア、こっちが腰を痛めるわ!ケアを拒否すべきよ!」
「Health and safetyに反するわ!」
などなど、くってかかってきた・・・・。

「そうね、たしかに大きな人だけど、あのまま(失禁したまま)ほっておくことはできない。それに応援も呼んで4人でケアしたじゃないの」となだめても彼女は引かない。

普段仕事中は冷静沈着を心がけているけど、だんだん頭にきたので
「そうだね、日本にはそこまで太った人はめったにいなかったからね。イギリスには太りすぎの人が多いから、ケアするのは大変よね。拒否するのも分かるわ。私たちの身体も大事だから拒否する権利もあるだろうけど。いったい何人のイギリス人がケアを受けられなくなるのかしらね。」

といったら少しは静かになってくれた。
でもそのAuxiliary Nurseさんをみてふと思った。

そういうあなたも患者になったらケアを拒否されるかもよ・・・・。

仕事で疲れているのか、なんだか今日は辛口な私・・・・。(笑)

注)すべてのスタッフがこんな風ではないので誤解のないようにお願いします。笑顔