緩和ケアにはまったく関係のないお話ですが・・・。

イギリスで日本人が働くにはこの労働許可書(Work Permit)が必要。
看護師は不足しているためWork Permitの発行を拒否されることは稀だけど、最近のNHSの求人を見るとWork Permitが必要な人はあまり歓迎されていない印象を受ける。

イギリスの通称永住権と呼ばれるビザ、Indefinite leave to remain(無期限滞在許可)はこのWork Permit保有4年後から申請することができる。
今年の4月3日までは・・・。

去年あたりからうわさでは聞いていたが、4月3日以降、このIndefinite leave to remainの申請はWork Permit保有5年後からに変更になる。
詳しくはこちらHome officeのWeb siteを参考に

私はアダプテーショントレーニングをスチューデントビザでやっていたので、Work Permitをとってもらえたのは看護師として働き出してから。
来年このIndefinite leave to remainが申請可能だったのだ・・・。
カレンダーをみてはあと何年何ヶ月、と心待ちにしていたのに!
しかしこの法改正のおかげで2008年まで待つことになってしまった。
かなりショック。

Indefinite leave to remainがあれば転職の際、ビザの問題で頭を悩ますこともない
Agency NurseやBankとしてほかの病院で働くことだってできる
看護師以外の職につくことだってできる
ベネフィットだってもらえる

Work Permitでは記載されている雇い主以外では働くことはできない
つまり私はこのホスピス以外で働くことが現在はできない
税金は納めているものの、Work Permitではベネフィットは一切もらうことができない
そして何より、Work Permitでは働いていなければイギリスに滞在は許可されない

年々、ビザの申請料金も上がっていくし、申請基準も厳しくなっていく
ビザのこととなると頭が痛い
やはり私はこの国では外国人なのだと実感せざるを得ない・・・。