私の英語はけっこう日本人アクセントが強いと思う。
日本人特有の問題も抱えている。
それは・・・「R」と「L」の発音がきちんとできないし、聞き分けもいまいち。
たとえば「right」と 「light」。単語だけ聞いたらどっちかよくわからない。でも、文章で聞けば前後の意味からどちらの単語かは区別がつくのだけど。

私の苦手な発音の単語といえば・・・

Pillow=枕
患者さんに、「枕これでいい?」「枕の位置変えましょうか?」と聞くときまって
「え?なに?」「なにするの?」と聞き返される・・・。

Suppository=座薬
「座薬入れますよ~」というと患者さんにもスタッフにも通じてはいるけど
「H iがSuppositoryっていうとなんかかわいいのよね~。もう一回言ってみて」
となぜかリクエストを受けたことが数回・・・。

Thick(=厚い、とろみのある)とSick(=病人、病気、吐き気)
こちらに嚥下障害のある患者さん向けの液体にとろみをつける、Thick and Easyというものがある(日本でいうトロメリンみたいなの)
「あの患者さんにはThick and easy入れてお茶飲ませてね」と補助看護師さんにお願いしたら????な顔している
「もしかして、Sick and easyって聞こえた・・・?」と聞いてみると、
彼女はくすっと笑って「YES。」

Bleeding(=出血)とBreathing(=呼吸)
ある日の申し送り。鼻血が止まらなかった患者さんがいて、呼吸困難もある人だった。
「No more bleeding, but he was having problem with his breathing.」
といったら「え?呼吸?出血?」と日勤さん。
ボディーランゲージを交えて説明したところ理解していただけた。
No more breathing(呼吸してない)だったら大変です・・・。

Hazel(ヘイゼル)とHeather(ヘザー)
スタッフにHazelとHetherという名前の人がいる。
私がHazelというとなぜかHeatherに聞こえてしまうらしい
ほかのスタッフに特訓してもらったがなかなかうまくいかない・・・。
しかし、「ヘイゾオ」といってみたらどうやら「Hezel」に聞こえるらしい。
それ以来、私の中では彼女の名前は「平蔵」
「平蔵~!」と呼んで返事が返ってくるのがなんだかおかしい気分。

英語が通じないときの私の手段といえば・・・

・ボディーランゲージ(恥をすて、身振り手振り)
・絵を描く(けして絵は得意ではないが・・・)
・紙に単語を書く 
・電子辞書つかう(英英辞書も入っているので相手に見せることもできる)

そして私の奥の手は・・・
「通訳」をつかう。
どうしても私の日本人アクセントの英語がわからなかった患者さんがいた。
そこで、補助看護師さんに通訳を頼んだ。(補助看護師さんたちは私の言いたいことをわかってくれる)
そのお礼として?身体でかえさせていただきました
(補助看護師さんたちの仕事をいつもよりたくさん手伝っただけだけど・・・)

以前は英語が通じなかったりで結構落ち込んだりしていたけど、最近そういうことでは落ち込んでないかも?
やはり間違いを恐れずにはなす図太い神経になったということか・・・?笑顔汗


そういえば、Wound(創部)の発音も苦手。
アダプテーショントレーニング中、スタッフになってからも外科系のプライベートホスピタルで働いていたことがあるが、このWoundは頻繁に使う単語だったが結局マスターできなかった。
いいのかわるいのか、ほかのスタッフのほうが、私の変なWoundの発音になれてしまって、私が間違って発音しようがみんな理解してくれるようになっていた。
患者さんと話すときは傷口を指差して話していたら理解してくれていたので、さほど問題にもならず。
それでも、何とか発音できるようにと特訓していたのだが。
ある看護師さんに
「もっと唇突き出して、う~って。ほらもっと、相手にキスする感じでドキドキ小」って言われたっけ。
キスしたくないような相手に言うときはどうしましょ・・・。