私の働いているホスピスの建物はかなり古く、昔は貴族のお屋敷だったそうで、ホスピスに生まれ変わった

イギリスにはたくさんの歴史ある古い建物があり、ゴーストストーリーがある。もちろん、私の働くホスピスも例外ではない・・・。
私たち夜勤スタッフは誰もがホスピスに住むFriendly Ghostたち?に会っている。
ある日の夜勤でゴーストストーリーで盛り上がった。


幽霊看護師ヘレンの話
ナースステーションの前を丈の長いガウンをきた巻き髪の女性がティーカップを持って歩いており、そして女性の大部屋へはいっていった・・・。あまりのリアルな姿に、ヘレン、固まる。(笑)
念の為、大部屋を調べにいったが誰もいなかった。(この日は大部屋には患者さんもいなかった)
(実はこの女性、けっこう目撃されていて、ホスピスの創始者ではないかといわれている。)

幽霊補助看護師リアンの話
いっしょに働いていた看護師のパムが仮眠中のこと。パムはなぜか仮眠中いつも部屋のドアを空けたままにする。そして彼女はいびきがとってもうるさいことで有名(笑)
パムは寝ているはずなのに、「リアン、リアン・・・」と呼ぶ声が聞こえる。リアンはちょっと部屋をのぞいたが、パムは寝ているようなのでそのままきにもせずにいた。

そして交代でリアンが仮眠をしていたら突然パムに起こされた。
「リアン、なんでずっと私の名前を読んでるのよ?!」


幽霊補助看護師ジャネットの話
ある患者さんはナースコールを押さずに、スタッフを呼ぶとき自前の呼び鈴をつかっていた。
真夜中、突然その部屋の中で呼び鈴が落ちる音が聞こえた。なんとベットサイドのテーブルの上にあったはずの呼び鈴は部屋の隅に転がっていた。もちろん、患者さんはすやすやと寝ていた。そしてこの患者さん、呼び鈴を部屋の隅まで投げるほど力もなかったし、偶然落ちたにしてはありえない距離に呼び鈴はおちていた・・・。


幽霊補助看護師マリーの話
女性の大部屋の患者さんたちから
「昨日の夜メールナース(男性の看護師)がお世話してくれた」と言われたことがなんどかある。
たしかに夜勤スタッフの中に男性の補助看護師がいるが、彼はその日は働いていなかった・・・。
このメールナースの目撃証言?も結構多い。実は私もこの大部屋にいたほかの患者さんから「メールナースを見た」と言われたことがある・・・。


幽霊そして私の話
いっしょに働いていたスタッフが仮眠中で一人だったとき。ちょうどクリスマス前で病棟はいろいろデコレーションされていた。つかれもあって眠気が頂点に達していたとき、突然頭上に飾ってあったクリスマスのデコレーションが落ちてきて、私の頭を直撃。おこされた・・・。
これは単なる偶然か(笑)

ほかにも仮眠中に誰かが足にのってきた、ドアをノックされて起こされたなどなどあったけど。
こんな話をしつつも
「みんなFriendly Ghostだから、悪さはしないわよ~。大丈夫。怖くないわよ」
という結論に至る。

まあ、夜勤スタッフでGhostを怖がっていたら夜勤できないかもネ。笑い