前回のブログに引き続き日本滞在中にいった日本ホスピス・在宅ケア研究会の報告第二弾。
前日に行われた広島県緩和ケア支援センターの見学会に参加した。

前回のブログに書いたように広島県には全国ではまだめずらしい”緩和ケア支援センター”がある。
この支援センターの中には緩和ケア支援室と緩和ケア科がある。

緩和ケア科には外来、病棟(20床:無料個室12床、有料個室8床)がある。 
2004年にできたばかりなので建物は新しく、いろいろな所に気配りがされていた。
例えば病室内の(酸素、吸引などの)中央配管は必要のないときには隠れるようになっていたり。
病室の外の名前は普段は花の絵で隠れていたり(二回タッチすると名前がみれる)
部屋にはソファーベットが完備されていたり
屋上には素敵な庭園があり、ベットでもアクセス可能だそう。

そして緩和ケア支援室は四つの主な事業を持っている。
・情報提供:
  Websiteでの情報提供、緩和ケアに関する専門書がそろった図書室、見学会の開催
  見学会は一般の人も参加できる(要予約、毎月第一木曜日)       
・総合相談:緩和ケアダイヤルといって医療ソーシャルワーカー・看護師が電話相談に応じている
  患者さん本人または家族からの悩み、
  緩和ケア外来・病棟、在宅緩和ケア、デイホスピスについての相談に対応。
・専門研修:医療者(医師・看護師、福祉関係者)を対象とした緩和ケアの専門研修
・地域連携支援:デイホスピスの運営、県内の関係機関に対しアドバイザー派遣

詳しくは緩和ケア支援センターのWebsite(こちら)をご覧ください
センター内マップは写真も見れるようになってます
(残念ながら私のデジカメでとった写真はPCの不具合によりここには載せれませんでした)

この緩和ケア支援室の取り組みはとても興味深く、このような取り組みが全国へ広がってほしいと思う。
それだけでなく、広島県が取り組んでいるように地域における緩和ケアネットワークの確立は国内のすべての県においても同様に取り組んでほしいと思う。

国内のホスピス・緩和ケア病棟の数は年々増えてきているし、これからもどんどん増えていくと思う。
それは素晴らしいことだと思うし、それらを生かして行く為にも施設と地域のネットワークの確立、また行政と医療関係者、地域住民のネットワークの確立も勧めていく必要があると感じた。

また緩和ケア支援室の室長をされている方は、イギリスの看護師免許を持ち、イギリスのホスピスで働いていたそうで、またイギリスの大学でも緩和ケアを専攻し勉強されていた。
とても優しそうな方で、日本ホスピス・在宅ケア研究会のシンポジウム「ホスピスの多様化」ではデイホスピスの紹介をされ、勉強になった。

私は将来日本へ帰るのか、このままイギリスでやっていくのか決めてはいない。日本に帰ったとしても日本の緩和ケアのためになにか自分ができることはあるのだろうか。あるとしたらどうすべきか。これから自分はどんなふうに緩和ケアに関わっていくのか。
・・・・などなどいろいろ考えるきっかけにもなった