昨日は2005年初仕事だった。同僚の夜勤スタッフがとても興味深い話を教えてくれた。

ベン(仮名)は60代の男性で年末にターミナルケア目的で入院してきた。転移性の大腸癌と診断されたのはなんと2004年11月。急激な体重減少と体調不良で本人もなにかシリアスな病気なのでは・・・と考えてはいたらしい。
ベンは食欲もなく、吐気もするので食事はほとんどとれず、水分をとるのがやっとというかんじだった。

大晦日の夜、ベンは夜勤スタッフに
「12時になる前におこして欲しい。自分にとってこれが最後のNew Yearになるから・・・」
とお願いしたそうだ。
そして約束通り12時前に夜勤スタッフはベンを起こし、New Yearを知らせる鐘が聞こえるように窓をあけ、シャンパンでみんなで乾杯したそうだ。ベンも少しだけだったがシャンパンを嬉しそうに飲んだらしい。
ベンは「ありがとう。」といって微笑み、そして眠りについたそうだ。

「最後のNew Year」と言ったベンの心の中はきっとたくさんの思いを抱えていたに違いない・・・・。