英国ホスピスコラム


イギリスの病院でマクミラン緩和ケア専門看護師
(Macmillan Palliative Care Clinical Nurse Specialist)として働くナースのブログ

2010年01月

BA (Hons) Cancer and Palliative Care

2005年からフルタイムで仕事をしつつ、大学で緩和ケアについて勉強をしてきた。

昨日、Dissertation(学位論文)の結果が発表されました。
無事、合格していました。
これでCancer and Palliative careのDegreeを取得できました。



高校生・短大生の頃は英語がものすごく苦手で、100点のテストなのに20点台をとったこともよくあった。
イギリスに来てある程度英語が話せるようになった今でも、アカデミックな英語は苦手で論文を読むのも、書くのも苦労している。
でも、あきらめず続けることでここまで来れたのだと思う。

そして理解ある同僚や上司、職場にも恵まれた。

Degreeが取得できて嬉しいと言うよりも、なんだか力が抜けたような気分。
そしてサポートしてくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱい。


励まし、応援してくださった方々、ありがとうございました。



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雪に埋もれ凍りつくイギリス・・・・。

ここ数日イギリスは寒波が押し寄せ、各地で大雪、気温は氷点下。
昨日は運良く仕事が休みだったので、ご近所の友達の家でお子様とともに雪だるまとかまくらを作って遊んだ♪

わたしの住む町も今日の最低気温は-9℃。昨日30センチ近く降り積もった雪は溶けることなく、路面はアイスリンクのようになっている。

こういうとき、訪問看護の仕事はほんとに困る。

今日は仕事の日。
今朝、まずチームリーダーに電話で
「路面凍結で危険すぎて仕事にいけそうにない」と報告。
私は職場のエリアまで田舎道を通って車で30分ほどかかる。

ほかの訪問看護師たちも職場のエリアにはいけないので、自分の住む地域を歩いてまわることになったらしい。
幸運にもわたしの職場のエリアにすんでいる訪問看護師さんがいるので、必要な患者さん宅をまわってくれるそうだ。

私も自分の住む町のGP診療所の訪問看護師のオフィスへ連絡。
この地域で患者さんがいれば手伝いますと仕事用の携帯の番号を伝えた。
あいにくわたしの住んでいるエリアには訪問が必要な患者さんはいないらしい。

午後になっても気温はあがらず。
雪はまったく溶けていかない。
家のまわりの道も凍ったまま。

大きな通りはどうなってるかと歩いてチェックにいくと、結構除雪されていた。
しかし、すこし細い道へ入ると、道はカチカチに凍っている。
30分ほど歩きまわっていた間に、何台か走っている車を見かけたけど、路面が凍結しているために曲がるときに滑っている車が多い

わたしの職場は結構小さな村。
前回の大雪のときのように村中の道が凍ったままだろう・・・。

今晩も冷え込むらしいし、明日の天気予報を見ても最高気温-1℃!
そして週末にはまた雪。

イギリスは当分凍ったままになりそうです。


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患者さんとの心の距離

訪問看護の仕事をはじめて以来、緩和ケア病棟では週1日仕事をしている。
緩和ケアとすこし距離を置いてみると、やっぱり私はこの分野が好きなんだと実感した。

緩和ケア病棟では新しいスタッフも数人働き始めている。
たまにしか会わないけれど、みんな仕事を楽しみつつ、一生懸命ケアしているという姿勢が伝わってくる。

でも、ある看護師(カレン:仮名)の表情が気になった。
カレンは緩和ケアで働きたいと熱望してやってきたスタッフの一人。
働きはじめと比べ、表情はこわばっていて、笑顔が消えていた。
他のスタッフに聞くと、カレンは患者さんの状態が悪化すると泣き出してしまうと言う。ひどいときは泣き止むことができず、やむを得ず帰宅させることもあるのだとか・・・。


いい緩和ケアを提供したい。
患者さんのためにベストなケアをしたい。
患者さんの心に寄り添い支える。
患者さんのために・・・と献身的に一生懸命ケアをするということはすごく大切なことだと思う。

でも・・・・。

緩和ケアの分野ではお別れの機会が多い。
患者さんに自分自身の心を密接に寄り添わせてしまうと、私たちは何度も近親者の死別の悲しみを体験することになってしまう。
それではいくらタフな看護師でも心が壊れてしまうと思う。

だからといって、患者さんに寄りそうなといっているのではないので誤解しないで欲しい。

よりよいケアを多くの患者さんに、そして緩和ケアの看護師として長く働いていくために、自分の心をまもることを大切にして欲しい。

仕事のときは一生懸命仕事をし、仕事とプライベートの区切りをしっかりとつけて、自分の心を休息させる時間も作って欲しい。

仕事中、心がパンパンに張り詰めてしまいそうなとき、まわりのスタッフでサポートしあえるような環境であって欲しい。

そして自分の心の限界も知っていて欲しい。
もうダメだと思ったときに、いったん身を引く、休憩を取るということもすごく大切なことだと思うから。


なんだか取り留めのない話になってしまったけれど。
緩和ケアだけでなく、看護師をしているみんなが心身ともに末永く、元気に仕事できますように・・・と思ったのでした。



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