英国ホスピスコラム


イギリスの病院でマクミラン緩和ケア専門看護師
(Macmillan Palliative Care Clinical Nurse Specialist)として働くナースのブログ

2006年11月

12月10日ごろまで留守にします

なんとか、大学の課題書き上げました。
こんなんでいいのかしらん・・・と思いつつも、終わらせてしまった。

また明日の大学の授業ではプレゼンテーションをやらなくてはいけなくて、パワーポイント使って資料作りもして・・・。

こんなことばかりしていたからホリデーに行くという実感がまったく無いけど・・・・。

明日の夜、イギリスをたってニュージーランドへ向かいますドキドキ小

帰ってくるのは12月9日なので、それまではブログの更新、コメントやメールの返事はできませんのであしからず。

それでは!笑顔

あっぷあっぷ

ニュージーランドは以前ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在していた友人から話を聞いたときからずっとあこがれていた国。

彼氏から仕事でニュージーランドへ行くから一緒に行こうといわれたときは、すごく嬉しかった。
大学の講義があり、アサイメントの締め切りが12月上旬にあるだろうということを知りつつも、無謀にもニュージーランドへ行くことを決めてしまった。

そのニュージーランドへ出発まであと10日をきってしまった・・・。

大学のアサイメントの進行具合・・・約4分の1程度。
ニュージーランドへ行く前に終わらせて提出していかなければならない。

できるのか???

でも、やるしかない!

ニュージーランドのためにも!


・・・ということで、少しの間ブログの更新は停止します。


ニュージーランド、香港(数日ストップオーバーするので)の見所、ここは絶対お勧めというところがあったら教えてくださいなドキドキ小
余裕が無くてガイドブックを見る暇も無くって・・・。

麻薬への嫌悪感

「いくら痛みがあっても麻薬を使いたくない」
「麻薬を使うのは止めて欲しい。」

麻薬=強い薬、死に近づく・・・そんなイメージがあるのか、日本で麻薬を使うと話すと嫌悪感をあらわにする患者さんや家族に何人か出会ったことがあった。

ここイギリスでも、麻薬に対しての嫌悪感を抱いている人はいる。

Harold Shipman

彼を知っている人はいるだろうか?

彼は元GP(かかりつけ医)でDiamorphineの大量投与で患者さんを殺害した。
(Diamorphine:麻薬。別名ヘロイン)
2004年の警察の最終的な発表では、1975年から約25年間にわたりその被害者数は215人と言われている。
そして終身刑に科せられたが、2004年獄中で自殺している。

彼は温厚な人柄で患者さんの信頼を得ていたGPだったので、とてもショッキングな事件だった。
メディアでも大々的に報道された。

その後、Diamorphineの取り扱い、在宅での使用の規制が厳しくなっている。

しかし、現在Diamorphineの供給量が少ないため、あまり使われていないが。その代わりにOxynorm(Oxycodone)が主に使われている。(過去の記事:Shortfall of Diamorphine

事件から何年も経った今も、麻薬を使うということに嫌悪感を隠せない家族や患者さんはそれほど多くは無いが時々出会う。
もちろんこのShipmanの事件だけではなく、麻薬というイメージを”悪”として捉えているケースなどいろいろあるのだけど・・・。
そういった家族の方には、なぜ必要なのか、スタッフは家族の人に納得してもらえるように説明をしている。


このShipmanの起した事件は時が経つとともにすでに人々の記憶忘れ去られているかもしれない。
けれども、イギリスの医療に、緩和ケアに暗い影を落としてしまったのも事実。

Shipmanの事件についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ
パソコンBBC NEWS 「THE SHIPMAN CASE」
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