英国ホスピスコラム


イギリスの病院でマクミラン緩和ケア専門看護師
(Macmillan Palliative Care Clinical Nurse Specialist)として働くナースのブログ

2006年08月

ブログを開設して2年。

この英国ホスピスコラムを開設して今月で2年になりました。
イギリスのホスピスや緩和ケアについてたくさんの方に知ってもらいたいと思い、自分の思ったことや経験したことを中心に書いてきました。
実は少し前、このブログをこれからどうしようか・・・といろいろ悩んでいました。
でもこのブログを通してメールやコメントを頂き、たくさんの方と知り合うことができました。
ありがとうございます。

これからもマイペースですが、楽しみながら続けていこうと思います。
今後もこの英国ホスピスコラムをよろしくお願いします笑顔


イギリスのお葬式(教会にて)

先日、親しい人が亡くなり、彼女のお葬式に参列した。

私はイギリスでお葬式に参列するのはこれが2度目だけど、カトリック教会で行われる式に参列するのは初めてで分からないことだらけだった。
以前参列したお葬式は宗教色はなくて故人をしのぶ会のような感じだった。
(参考までに過去の記事:Funeral Directors

まず、服装。ほかの友人にどんな服を着ていくか聞いてみたら
「大昔はお葬式は黒でなければ、って感じだったけどいまどき今は黒は避けるべきよ。彼女だって黒い服で参列して欲しくないと思っているわよ、きっと。」
といわれ、「明る過ぎない色であればなんでも」という返事だった。

実際参列した人を見てみたら家族は黒を基調にした色の服を着ている人もいたけど、参列者は黒を着ていたのは2・3人。ほかの人は白や暗い感じのブルー、グリーンか淡い色の服を着ていた。
教会だから肩が出ない服のがいいのかなと思っていたけど、暑い日だったせいもあって、ノースリーブやキャミソールの人もいた。
私もダークグリーンのブラウスと黒のズボンで参列した。

式自体は入り口で「The Funeral Book」というのを渡され、カトリック式のお葬式の流れが書いてあった。
牧師さんがいろいろ言って、参列者も二言三言、言う場面があったけど、この本に書いてあるとおりだった。
また席を立つ場面も席を立つように促してくれるので、戸惑うことも無かった。
賛美歌は歌詞を渡されたけど、私はまったく知らないので歌えなかった。
口パクも失礼かな・・・と思ったので歌の間はうつむいていた。

厳かな式の中、娘さんが故人を思ったポエムを読み、故人の歩んだ人生を語り・・・。
それを聞いてみんな涙した。

50分ほどで式はおわり、遺体は埋葬されるため墓地へと移された。
墓地へ行くのはやはり家族や親族のみという考えの人が多いようで、それ以外の参列者は教会の近くに用意された部屋で軽食や飲み物をとり、家族や親族が戻ってくると故人の思い出話をしていたそう。(私は仕事が合ったので式に出てからすぐに帰ったけど)

お葬式の案内で「お花は家族以外遠慮します、よろしければ癌研究のための寄付をお願いします」と書かれていて、葬儀屋さんが寄付の窓口になっていた。
このフレーズはよく見かける。
イギリスでは亡くなった人の家族にカードを送るものの、家族以外のお花を遠慮するケースが多い。そしてその代わりに、故人が深く関わっていた分野のチャリティに寄付を呼びかけることがおおい。
私の働いているホスピスもこのような形での寄付での収入もけっこうある。


やはり親しい人が亡くなるというのはつらいものですね・・・。



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